“地域の課題”を解決するヒントが見つかる「地方創生EXPO」。JRVAが地方自治体を対象にRVパークによる地域活性化、災害時におけるキャンピングカーの有用性を提案する。「地方創生EXPO」は全国の地方自治体がそれぞれにおける“地域の課題”を解決するヒントが見つかる、いわゆるB to Bのイベントとして、今年で6回目を迎える。JRVAは2023年5月に宮城県栗原市と包括連携協定を締結したばかりだが、今回、このイベントに初出展ということなので、日本RV協会副会長の高橋宣行さんに話を伺ってきた。
出展の目的とは?
「素晴らしいロケーションにも関わらず、宿泊施設がなく、PRできていないエリアの観光開発。ならびにキャンピングカーユーザー向けのインフラ整備(RVパークの設置)、さらにはキャンピングカーの普及を目指すのが、JRVAが提案する地方創生事業です」。なるほど、まさに「三方よし」となるわけですね!「地方自治体に遊休地を活用して、RVパークを設置していただくことにより、全国2万人のくるま旅クラブのユーザーが訪れ、地域の飲食店等に立ち寄り、地域経済の活性化につながるだけでなく、電気とトイレがあるので、災害時にも有効利用ができるんです」
かつての地方自治体の観光開発というと、「ハコモノ」を作り、利用者数が想定を大きく下回り、廃業というパターンが多く見かけられたが、RVパークの設置は、そういった「ハコモノ」を一切作らずに、電気とトイレの整備することで、観光や防災につなげられるというまさに地方創生事業として、全国の自治体に検討してもらいたいと感じた。
実際に自治体担当者がひっきりなしにブースを訪れていたので、今後の展開に期待できるのではないだろうか。また、会場では今週末の7月1日・2日に開催される「東京キャンピングカーショー2023」の無料招待券を配布し、キャンピングカーのPRもしっかりされていた。
「第6回地方創生EXPO」
開催日時●2023年6月28日(水)~6月30日(金)
会場:東京ビッグサイト