オートキャンパー WEB編集部員がジャパンモビリティショーでキャンピングカー以外に気になったクルマをご紹介。
目次
ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
トヨタ車体のブースに出展されている、こちらのヴェルファイア。一見、今年6月に発表され、少しずつ街でも見るようになった新型だが、この綺麗なシルバー(プレシャスメタル)は現行ヴェルファイアにはラインナップされていない。ホイールもよく見ると本来ないはずのスパッタリング塗装。実はこちらの車両、4座VIP仕様のスペーシャスラウンジというもの。しかもプラグインハイブリッド車(PHEV)だ。後席の足元は7人乗り仕様に比べ、約500㎜広いスペースを確保。トヨタ車おなじみのJBLプレミアムサウンドシステムも搭載しており、リヤシートのヘッドレストにまでスピーカーが付いている。鞄が置けるフロアトレイや冷蔵庫も装備。コンセプトモデルなので発売時期や詳細は未定だ。
開発者に聞いたヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト(PHEV)推しポイント
疲れ知らずでロングドライブも楽しめる
例えば、東京から東北まで旅行に行くとする。かなり長い道のりだが、このクルマならPHEVなので、途中の絶景スポットやパーキング等に駐車して、ポットでお湯を沸かしてコーヒーを飲みながらくつろぐなんてこともできてしまう。シートもフルフラットに近い状態になるので、車中泊も可能。普通なら目的地に着いた頃にはロングドライブで疲れているところだが、ほとんど疲れを感じないまま旅を楽しめてしまう(そもそも乗り心地がよく、運転もしやすいクルマなのでノンストップでもあまり疲れないかもしれないが)。
パワーバックドア
スペーシャスラウンジに限らず、全ての新型アルファード/ヴェルファイアでパワーバックドアを採用している。このパワーバックドア、車両サイドのボタンで操作するのだが、JMS来場者のほとんどがサイドボタンに気づかずエンブレム下のボタンに触れようとする。しかし、バックドアと壁に挟まれるなどの事故を防止するためにサイドボタンを使わないと電動で開けることができない。横からの操作なら、壁や人にぶつかりそうになった時すぐに停止させることができる。慣れると非常に便利な機能なので早くこのタイプのパワーバックドアが浸透するといいのだが。
アルファード/ヴェルファイアについて個人的に気になることを聞いてみました!
意外と気になる人が多い助手席オットマンの行方
先代まで一部グレードに標準装備だった助手席オットマンが現行型では省かれている。開発者によると、付ける予定はないが、付けようと思えば付けられるので、お客様のニーズが高ければ検討するとのこと。助手席はスライド量が限られており、オットマンを付けても助手席前のパネルに足を挟んでしまうなどオットマンの良さを100%引き出せないということもあり、割り切ったそう。ただ、開発陣もオットマン復活を願う声をよく聞くようなので要望が多ければ復活も夢ではないのかもしれない…
標準車でもPHEVは出る?
標準車にも搭載予定だが、7人乗りではなく6人乗りになるとのこと。パワートレーンの詳細や急速充電に対応するかはまだ開発段階のためシークレット。逆にお客様の声によっては現在ヴェルファイアのZ Premierのにみ設定されている2.4Lターボエンジンがスペーシャスラウンジに積まれる可能性もあるようだ。
JBLプレミアムサウンドシステムを全グレードで選べると嬉しいな…
半導体の影響がまだ残っており、お客様をお待たせしないために現行アル/ヴェルでは最上級グレードのエグゼクティブラウンジのみ標準装備することになったという。他のグレードではオプションで選択することさえできない。先代モデルではエグゼクティブラウンジに標準、その他のグレードでオプション設定だった。このJBL、かなりいい音らしいので現行でも全てのグレードで選べるようになってほしい。
以上、オートキャンパー WEBでキャンピングカー以外をご紹介という超番外編でした!モビリティショーは11月5日まで続きますので気になる方はぜひお越しください!キャンピングカーブースもあります!
ジャパンモビリティショー2023の詳細は公式WEBサイト(https://www.japan-mobility-show.com/)をご確認ください。