国内最大級のキャンピングカー製造ビルダー、ナッツRVがこの秋投入した新型キャブコン「ジープニー」。1000万円を超える高価格帯が主流となりつつあるキャブコン市場に、800万円を切る価格帯で登場した画期的なモデルだ。ジャパンモビリティショーにも出展された1台を紹介する。
価格をおさえつつ、上級グレードと同等の装備を搭載
これまでナッツRVのキャブコンはディーゼル車のみの設定だったが、ジープニー投入にあたり、新たにガソリン車を設定し車両価格を抑えた。といってもベースとなるカムロードのリヤタイヤはダブルなので走行安定性があり、動力性能も大きな不満はない。これはボディサイズも関係しており、ナッツRVの既存のキャブコンよりも全幅を約8mm狭く、新設計のルーフ形状で全高も抑えているのだ。それでも室内高は1960mmと十分。
ジープニーの室内レイアウトは2種類設定され、リヤが常設2段ベッド仕様のタイプWと、ここで紹介するリヤがハイマウント形式常設ダブルベッド仕様のタイプXとなる。いずれも対面ダイネット、サイドに単座シート、ステップ上に展開できる座面により4〜5人がくつろげるファミリー仕様だ。
今回、800万円を切る車両価格だが、 ルームエアコンや電子レンジといった快適装備を標準で装備するほか、充電系統は実績のあるエボライト仕様。 PVC仕上げの家具をはじめ、各種調度品は既存車同様の高級品を多数使用。車内トーンは2種類から選択可能と、上級車同等の構成だ。
ジープニー タイプX エボライトの価格やスペックはキャンピングカーカタログへ
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