
キャンピングカーとしても十分なサイズの車内空間が確保されたハイエースのスーパーロングを、どのように架装するか?というのは各ビルダーの腕の見せ所で、多彩なコンセプトの車両が生み出されている。キャンピングカービルダーの老舗・ビークルはこの素材で、開放的なダイネットを持つ1台を仕上げた。
多彩な使い方ができるダイネット

「デュオ」は、ハイエーススーパーロングの広大な空間で、ダイネットで思い切りくつろげるように設計したモデルだ。
その基本形は横座りの対面部分で、乗車定員もここだけで片側2人ずつ、計4人を確保。さらに、最後部にも座面を設定するが、こちらは背もたれがない代わりに十分な奥行きがある。 室内幅をめいっぱい使っており、1人であればゴロゴロするのにも最適。また助手席から最後部まで、視界を遮る要素がないだけに開放感は抜群。
ベッドはビークル独自の展開方法で、シート下からバーを引き出してセットし、背もたれを置くだけ。


フロント部分も独自設計で、運転席後部のキッチンはスライドして出現する電子レンジ、同じくスライドするスリムな収納庫を装備。ドア前のフロアが大きいので、荷室やケージ置き場としての運用もできる。
間接照明にもこだわり、上品さと上質な空間をアピールしている。




