
2024年のジャパンキャンピングカーショーでは、フィアットデュカトの「L3H2」をベースにしたモデルが多数登場。これは、2023年に多くのモデルがベース車として採用したフィアットデュカト「L2H2」より全長が長い。トイファクトリーからも、その「L3H2」の広さを生かしつつ、上質で満足感ある室内デザインに磨きをかけたモデル「ダヴィンチ ルッソ 6.0」が登場。
細部のディテールアップで「さりげないぜいたく」を
トイファクトリーのデュカトをベースにしたバンコン「ダヴィンチ ルッソ 6.0」。日本でのデュカト元年となった2023年は、各社全長約5.4mのL2H2を採用したモデルが主流だったが、2024年は全長約6mのL3H2を採用モデルが多数デビュー。今回登場した「ダヴィンチ ルッソ 6.0」もその1台で、L3H2を採用。2023年に発表された「ダヴィンチ5.4」をベースとしており、ヨーロピアンホテルをほうふつとさせる上質なインテリアで仕上げたベースモデルの魅力はそのままに、「ダヴィンチ ルッソ 6.0」はさらに細部に手を加えてラグジュアリー感を磨き上げた。
車名につけられた「ルッソ」とはイタリア語で「さりげないぜいたく」を意味する。デュカトをベースにしたトイファクトリーのフラッグシップに位置付けられ、フロントシートの回転とセカンドシートで形成するダイネットは、キルティングのシート地のステッチがアクセントになり、エレガントな雰囲気を醸し出す。
格調高いシートの作り込みと仕上げに合わせて、インテリアの色遣いも黒と白を基調にしたシックなスタンダードモデルに対し、明るいブラウンのむく材と白色系に改められ、アクセントとしてアルミの装飾を施している。また、ハイマウント形式のリヤベッドマットは、シート表皮に合わせてブランデーの一種であるコニャックをイメージしたコニャックブラウンでコーディネイト。ベッドマット面を照らすスポットライトを取り外すとハンディライトとして使えるなど、遊び心も盛り込まれている。







