40年にわたるカーディーラービジネスの実績と、キャンピングカービルダーとしても長い歴史を持つ、ホワイトハウスならではの知恵とノウハウを注いで、世界基準のデュカトをより安全で快適にする。フィアットの正規販売店として、インポーターのステランティスジャパンやサプライヤーに太いコネクションを持つ同社にしかできないことが、日本人の目線で開発したデュカト専用アイテムのホワイトラインテクノロジーと、デュカトベースの本格キャンピングカーのホワイトラインシリーズだ。
独自のツインダイネットでゆったり開放的なクルマ旅

「トリノ」は、ホワイトハウスキャンパーによるフィアットデュカトをベースとしたオリジナルモデル、ホワイトラインシリーズ第2弾として発表されたモデル。ホワイトラインシリーズの第1弾として発表された「ヴェローナ」は、デュカトL3H2の大空間にダイネット、水まわり、ベッドなどのキャンピング装備をユニットごとにレイアウトした構造で、大開口のリヤゲートを生かしたサニタリーユニットや、ダイネットからベッドに変形する電動セカンドシートなど、独自のギミックで使い手と快適性を追求していた
このトリノはガラリと変わり、最後部に車内とリヤゲート側双方からアクセスできるシャワー&トイレルームとキッチンを設けて、キャブを生かしたフロントとリヤにダイネットを配したツイン仕様。フロント側は、シートの回転機構と走行中の快適性に優れるキャプテンタイプのセカンドシートを対面させてテーブルを囲む。すべての座席にアームレストとリクライニング&スライド機構が付き、ミニバンライクな座り心地のよさを実現した。
横座りの対面シートで形成するリヤダイネットは走行中は使用できないが、昇降式テーブルを下げて台座にして背もたれをシート間に置くと簡単に2人分のベッドが作れる。さらに、オプションの電動ポップアップルーフを加えると、プラス2人分の就寝人数となる。
ダイネットと後部空間は両開きの扉で完全に隔てられ、プライバシーや室温を保てるようにも配慮。電装系の集中コントロールユニットは手の届きやすいフロントダイネットの右壁面に備わり、照明やポップアップルーフの操作、バッテリー残量や水量の確認などができる。
フロントダイネットに備わるテーブルは、フロントシートのセンターコンソールや後席のドリンクホルダーにもなり、用途に応じて自在にアレンジ可能。前席の高さを5cm下げて足つき性を改善したジャストライトシートや電動ステップボードなど、ホワイトラインテクノロジーも盛り込んだ「ジャパンベスト」のデュカトモデルだ。
デュカト専用ポップアップルーフのスカイアップ

ホワイトハウスキャンパーといえば、高品質のポップアップルーフを備えたモデルが魅力の1つ。フィアットデュカトをベースとしたモデルでも、ポップアップルーフをオプションにラインナップ。ざん新な設計思想とデザイン性の高さ、居住性に優れるイタリア製のポップアップルーフを採用。対応車種はデュカトのL2H2とL3H2。ルーフを支えるダンパーはパンタグラフの機能を併せ持ち、交差部分が回転軸になってスムーズな開閉を実現。季節に合わせてファスナーでテント生地を取り替えられ、ベッドマットも寝心地抜群だ。

















