ハイエースやキャラバンよりも一回りコンパクトなタウンエースバン。小回りがきき日常生活との相性バツグンで、大きなクルマの運転に苦手意識がある人にもオススメできるベース車。それを使ってレクビィが作り上げたのが、「かわいい」が詰まった2人旅仕様の「コット」だ。
女性をターゲットにカワイイを満載した2人旅仕様
「コット」はレクビィによるタウンエースバンをベース車としたキャンピングカー。キャンピングカーのバンコンカテゴリーのベース車といえば主流なのがハイエースとキャラバン。その2車種だけだったラインナップからの脱却を図ろうと、レクビィが採用されたのがタウンエースバンだった。
このコットのメインコンセプトは「コンパクトなのに快適」。このタウンエースバンの4m強という全長は、街なかでも取り回しが楽々。全高も2m以下なので自走式立体駐車場に入れるのだ。さらなる快適さを追求して施したのが装備品の充実化。簡易車中泊仕様ではおろそかになりがちの冷蔵庫、冬場でも快適に車内で過ごせるFFヒーター、電装系もフル強化とはいかないまでもリチウムイオンサブバッテリーを標準で装備する。
気になる車内のレイアウトだが、ダイネットは反転したセカンドシートと横座りシートとの組み合わせ。ベッドマットをうまく使えばテーブルを囲んでの利用もできる。そしてベッドはこれらのシートを利用したフロアベッド。ヘッドレストまで使い全長を確保しているのも特徴で、大人2人分のサイズ。
基本は2人での利用を想定しており、就寝もくつろぎも問題なし。明るくポップな車内トーンは女性を意識した構成。本目調の家具やリヤサイドウインドウの埋め込み加工なども、見た目の向上にひと役買っている。