
コロナ禍のなか、私たちの生活も余儀なく変化せざえるを得なくなった。人々の癒やしのひとつになったのがキャンプ。いままでも人気のあったキャンプはここへ来てさらに注目を集めている。
密を防いで移動ができるキャンピングカーもキャンプ同様に新しい生活の相棒としていま最もホットなアイテムのひとつになっている。
目次
キャンピングカーライフのすすめ。
購入の前に知っておきたい「新しい生活様式」の頼れる相棒
新型コロナウイルス感染症の流行により、海外旅行はもちろん国内旅行ですら気軽になんて楽しめなくなった。そんななかネットをはじめ、テレビや雑誌に度々登場するようになったのが「キャンピングカー」。「最強のキャンプギア」とも呼ばれるキャンピングカーは鉄道や飛行機、宿泊施設を利用した旅とは異なり、時刻表やチェックインなどの時間に捕らわれない自由な旅ができるのが大きな特徴。
また、公共交通機関よりも「密」になりにくいため感染防止対策も自分で行なえ安心感も高い。近年のキャンプ人気も後押しし、キャンプ場をはじめRVパークといった停泊できる場所が増えているのもうれしいニュースだろう。
最近では「ワーケーション」や「クルマでテレワーク」といった言葉も登場し、愛車内で仕事をするなんていうライフスタイルも誕生。そんなときにキャンピングカーがあればまさに至れり尽くせり。また、自然災害の多い日本では防災対策として購入する人がいる。家族、仲間と旅や遊びに使うだけでなく、いざというときへの備えとしてもキャンピングカーはまさに最強と言えるギアだろう。
キャンピングカーライフの大きなメリット
時間の制約がない
旅をするときに出発時刻やチェクインといった時間の煩わしさを感じることなく移動ができるのはキャンピングカーならではの魅力。週末を利用した旅ならば、金曜日の夜に出発して道中で仮眠を取りつつ渋滞を避けて目的地へ到着するなんてこともできてしまう。

旅の時間割りも自由に決められ、悪天候に見舞われても目的地を変更するなど、予定をすぐに変えられる小回りのよさは大きなメリット。また、公共交通機関のように他人と接触しないため感染予防もできるほか、車内の消毒などケアも自分でしやすい。
ペットとの旅が気軽に楽しめる
家族の一員であるペットといっしょに旅をしたいと思っていても鉄道会社や航空会社によって規定や条件が異なるほか、周囲への配慮など気を遣うこともしばしば。そうした面倒を嫌ってキャンピングカーを購入するという人はとても多い。

キャンピングカーはペットとの相性もよく、みんなが気を遣うことなく居心地よく過ごせ、いっしょに思い出作りができる。最近はペットとの旅に特化したモデルも多くあり、ケージ置き場をはじめ足を痛めにくい床、散歩後のシャワーなどを搭載したモデルも多数ある。
仕事場や子供部屋としても使える

コロナ禍に生まれた「テレワーク」や「ワーケーション」という新たな言葉。在宅勤務ならぬ在車勤務なんて言葉も耳にするようになり、ライフスタイルも変化してきた。
そんなときに、キャンピングカーがあれば、通信環境さえ整っていれば車内をオフィスとして活用でき、景色のよいところで仕事ができ、効率がアップしたとの声があるほど。また、自宅や近くにキャンピングカーが駐車できるのであれば、旅の相棒ではなく家の「離れ」として使えるので、書斎や子供部屋などの利用にも活用できる。
災害時で活躍することも

地震や台風・豪雨など、自然災害がとにかく多い日本。特に2011年の東日本大震災以降、「キャンピングカーを防災シェルターのように活用したい」と考える人が増加。安全な場所へ移動ができれば空間が確保されており、ペットもいっしょに避難できるとあって注目を集めている。
ほかにも、給排水タンクを備え、防災食料を備蓄しておけるなど、キャンピングカーの収納力に加えて、リチウムイオンバッテリーや充電設備など、電装系が日々進化していることも「防災対策ツール」としての地位を高めている。
キャンピングカーライフのメリットまとめ
「キャンピングカー=高価な乗り物」というイメージもあるが、近年ではベッドのみを搭載した車中泊モデルなど、リーズナブルな車両も増え、選択肢は増えつつある。ベースとなる車両も軽自動車からバスやトラックまであり、さまざまなカテゴリーに分類され、サイズや装備、車内のレイアウトなど個々の特徴もさまざま。
「子供といっしょの旅」、「ペットとの旅」、「夫婦での旅」、「趣味や防災の基地」など、キャンピングカーによる旅のスタイルを仮定し、サイズはもちろんのこと、どんな装備が必要・不必要か、維持費などをじっくりと想像してみるのがお薦め。