トイファクトリーと、トヨタのディーラーオプションとしても各種パーツを販売している車パーツメーカーのJAOSがコラボレーション。オリジナルルーフラックが誕生した。構想から3年以上、ついに完成したその全容とは?
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キャンピングカーは室内架装だけではない!
キャンピングカーの楽しみ方を追求し続けるバンコンメーカーのトイファクトリー。同社が熱心に取り組んでいるのは室内の使いやすさやクオリティアップだけではない。
キャンピングカーとしての走行性能の向上も、エクステリアの進化も止まらない、のだ。
「TOYFACTORY オリジナルルーフラック」誕生
回、4WD&SUV車のアフターマーケットパーツメーカーJAOSとコラボして生まれたのが、このルーフラック。
トイファクトリー代表の藤井さんによると「3年以上前から、アウトドアユースを想定したルーフキャリアの構想があり、欧州メーカーにも打診したことがある」というが、満足する形にはならなかった。
そこで、協力を依頼したのが、JAOSだったのである。同社はトヨタのディーラーオプションとしても各種パーツを販売しており、品質の高さは折り紙つきだ。安心の日本国内製造、なのである。
自動車メーカー純正品採用実績もある高クオリティの製品。汎用品と比べると、各部の出来は雲泥の差だ
アルミ押出材でスマート&軽量&重量物も安心
このハイエース専用ルーフラックは、長さ3190㎜、幅1470㎜のフレームで構成される型枠に、床板を横に渡す方式。
素材はアルミの押出材。内部にリブを設けて、強度を確保している。しかも汎用品ではなく、それぞれ1本もの!の別注品なのである。
だから、強度も抜群。前に410キロで引っ張っても、床板の中央部に200キロの荷重を加えても問題なし。このルーフラックを装着することで、ボディの剛性が上がって走りやすくなる副産物?も生まれた。
床板のレイアウトも自由自在
黒アルマイト加工が施された外観は、サビに強いだけでなく、ルックスを引き締める効果も。加えて、床板に切られたレールには、各種オプションが装着可能だ。ユーザーの使い方に合わせた好みのスタイルを作ることができるのである。
ベンチレーターなどの開口部を避けたレイアウトも可能なほか、ソーラーパネルの設置にも対応する。1470×950㎜の床板は、等間隔に開けられた左右フレームに渡す方式だと先に記したが、こうすることによって、強度と自在な開口部のレイアウトを実現してのである。
オートキャンプユーザーはもちろんのこと、仕事でハイエースを使う人にもお勧めできる、この万能ルーフラック。
発売は、2022年1月、価格は28万5000円(予価)となる。
ルーフラックの発売に先行して、新デザインの16インチアルミホイールも登場。T-SRオリジナルホイール&タイヤセットクロカン仕様(価格は26万4000円)。
JAOSのADAMAS BL5の別注仕様だ