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電力消費の大きい家電にも対応!1000W〜2000Wのポータブル電源10選

オートキャンパー編集部

キャンプや車中泊で十分な電力をまかなうのが現代のポータブル電源。耐久性も驚くほど高まってきており、災害対策品として常備するのも普通となりつつある。何に使うのか、どこに使うのか、用途に応じてサイズも多彩にラインナップ。ここではドライヤーなど大容量の電力を使う家電も使えるようになる1000W以上の大容量ポータブル電源を紹介する。

サブ機にもよし、小型軽量な500Wポータブル電源についてはこちら

どこまでできる?2000Wまでのポータブル電源

ポータブル電源
大容量ポータブル電源は車載サブバッテリーのかわりにキャンピングカーに組み込まれる例も増えている(写真はインディアナ・RVのキャンピングトレーラー、エメロード)

2000W前後のポータブル電源となると重さもサイズもそれなりになってくるので、どう使うのか自分のスタイルに合わせて考えたい。一番わかりやすくメリットなのは、電子レンジやドライヤーなど熱源を使用する家電が使えるようになることだろう。ホットプレートやIHクッキングヒーターなどももちろん使えるので、電源のない旅先でも温かい料理を調理したいならオススメだ。また、たとえば長期のキャンプ旅でも、電子機器の充電ステーションとして運用したり、冷蔵庫を冷やし続けられる安心感がある。先日紹介したポータブルクーラーを1晩動かそうとするとなかなかきびしいものがあるが、複数台接続可能なモデルならそれも実現できる。ちなみに概算だが、ポータブル電源の容量Whを使いたい家電の消費電力のW数で割ることで、理論上の使用時間が計算できる。

1年の大半お世話になる、ポータブルクーラーについてはこちら

大容量家電製品が使えるポータブル電源10選

シリーズづかいがオススメの映えポタ電、1.5時間で満充電に

ポータブル電源
左カラー:オリーブドラブ、右カラー:コヨーテタン

PowerArQ S10 Pro」は1024Whという容量がありつつも、ひょいと持ち運べるサイズ感が市場のニーズを掴んだ人気製品。製品カラーも他のPowerArQシリーズ同様にブラックのほか、オリーブドラブやコヨーテタンといったカラバリを揃え、同社のポータブル冷蔵庫などと同色コーデができる。見た目だけでなくスマホのワイヤレス充電にも対応、背面ライトがあるなど、ほかにない魅力のある製品だ。シガーソケットでも12時間で充電できるが、AC100Vのコンセントからなら1.5時間で満充電できるのは便利。AC100Vポートが4つついているので、複数家電を同時に使える。

PowerArQ S10 Pro
■容量:1024Wh
■サイズ(幅×奥行き×高さ):345×232×236mm
■重量:12.5kg
■出力波形:純正弦波
■出力ポート:Type-A×2、Type-C×2、AC100V×4、シガーソケット、ワイヤレス充電対応
■定格出力(AC):1600W
■瞬間最大出力(AC):2400W
■バッテリーサイクル数:3000回
■パススルー充電:可能
■価格:14万3000円
■購入先:パワーアーク公式ストアamazon公式ストア

10年耐える構造に最大5年保証

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Anker Solix C1000 Portable Power Station」は、アンカーグループがモバイル充電で培った技術が遺憾なく投入され、安全性とロングライフタイムを最優先されて開発された。衝撃や落下にも強いボディに、長寿命な電子部品も搭載し、「10年使える」という。別売りで拡張バッテリーが用意され、最大2112Whにまで倍増できるので、10年の間に使用用途が変わっても大丈夫だ。購入後保証では最大5年のサポートが用意され、使用済みポータブル電源の回収サービスも行っており、長く安心して使える。

Anker Solix C1000 Portable Power Station
■容量:1056Wh
■サイズ(幅×奥行き×高さ):376×205×267mm
■重量:12.9kg
■出力波形:純正弦波
■出力ポート:Type-A×2、Type-C×2、AC100V×6、シガーソケット
■定格出力(AC):1500W
■瞬間最大出力(AC):2000W
■バッテリーサイクル数:3000回
■パススルー充電:可能
■価格:13万9900円
■購入先:Anker公式ストアamazon公式ストア

デザインにこだわり、室内でもなじむたたずまい

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IBPL-1501C」は安全性と長寿命、高速充電を実現したキューブルシリーズで最も大きな1229Whの容量を持つ。こちらも先に紹介したPowerArQ同様に1.5時間で満充電できる。AC100Vポート4つ、USBが計6つ、シガーソケット、DC12V2つなど充実したポート数で、パススルー充電機能もあるので、日常は家庭で簡易的な非常用電源としても活躍できる。今回紹介する他モデルと比べて、室内に置いても違和感のないナチュラルなカラーリングとなめらかな形状は特徴的だ。

IBPL-1501C
■容量:1229Wh
■サイズ(幅×奥行き×高さ):270×432×300mm
■重量:19.5kg
■出力波形:純正弦波
■出力ポート:Type-A×4、Type-C×2、AC100V×4、シガーソケット、DC12V×2
■定格出力(AC):1500W
■瞬間最大出力(AC):3000W
■バッテリーサイクル数:3000回
■パススルー充電:可能
■価格:19万8000円
■問い合わせ先:キューブル公式サイト

急速充放電に超寿命・安全性も高い。時代を先取りした固体電池採用

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「B2000 SST」はバッテリーに液体電解質を使わず、固体電解質を採用した。固体電解質は液体電解質と比べて漏液や発火リスクが低く、高級な電気自動車などに採用されている技術。高さ90cmからコンクリートへの落下テストもクリアしており、より安心性して運用できる。エネルギー密度も液体電解質より高いため、ポータブル電源としてはより小型・軽量でより大容量なモデルを実現できる。容量は1326Whで定格出力は2000W、最大出力は定格の2倍の4000Wまで耐えられるというスペックは固体電池だからこそだ。充電40分で80%まで回復するという充電の早さ、バッテリーのサイクル数も4000回で80%以上の容量を維持するという。最先端の性能を実感してほしい。

B2000 SST
■容量:1326Wh
■サイズ(幅×奥行き×高さ):445×218×231mm
■重量:14.2kg
■出力波形:純正弦波
■出力ポート:Type-A×2、Type-C×2、AC100V×4、DC12V×1、ワイヤレス充電対応
■定格出力(AC):2000W
■瞬間最大出力(AC):4000W
■バッテリーサイクル数:4000回
■パススルー充電:可能
■価格:24万9900円
■購入先:amazon公式ストア楽天公式ストア

難燃素材採用で安心なポータブル電源

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ADVANCE1550」は1512Whの容量に対し、発電機利用で約6.3時間、DC入力ポートにACアダプターを介し家庭用コンセントで約6.3時間、DC12Vのクルマからは約15.2時間、専用ソーラーパネルから約7.8時間で充電完了する。パススルー機能もあり充電中にも電源として使用可能。AC出力は50・60Hzの切り替えが可能で瞬間最大3000Wまで対応している。

ADVANCE1550
■容量:1512Wh
■サイズ(幅×奥行き×高さ):350×265×240mm
■重量:15kg
■出力波形:純正弦波
■出力ポート:Type-A×2、Type-C×2、AC100V×3、DC12V×1、ワイヤレス充電対応
■定格出力(AC):1500W
■瞬間最大出力(AC):3000W
■バッテリーサイクル数:500回
■パススルー充電:可能
■価格:20万8000円
■購入先:トーゴーパワー公式ストア

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