2021年6月14日、日本RV協会(JRVA)は、キャンピングカーとくるま旅をさらに広く周知させ、業界の発展を図るべく議員連盟を設立。それが「キャンピングカーとくるま旅の普及を実現する議員連盟」だ。
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発足式でのキャンピングカーをよりよく楽しむための要望が!
JRVAの会長であるナッツRVの荒木賢治さんは昨年行われた発足式で「キャンピングカーを人々の暮らしや生活の発展に貢献していくためには、キャンピングカーの製造や、安心して車中泊のできる場所に関わる各種規制や制度の見直しなど、行政上の支援が必要」と語り、要望書を議員連盟に提出した。
具体的には、キャンピングカー登録に関しての室内高(主にキッチン前)、LPガス充填拒否問題、道の駅や有料道路のサービスエリアなどにキャンピングカーで旅行する人々に向けたスペースの設置などだ。2022年3月2日、2回目となる議員連盟との総会は、設立の際に要望したこのに要望を議題に関係省庁と質疑応答が行われたのだが、議員連盟のチカラ恐るべし? 関係省庁は、有難くも規制緩和に向けて動き出してくれたのだ!
3月2日、2回目の総会で実現したこと!
まず、キャンピングカー登録に関しての構造要件の変更が3月1日に決定。施行は4月1日からとなるが、現時点で判明しているのが、洗面台前スペースの高さ1600㎜が1200㎜に変更。就寝定員が乗車定員1/3以上必要だったものを撤廃などだ。これによって、キャンピングカーになるベース車の選択肢がかなり増え、よりバラエティに富んだものとなるはずだ。
LPガスの充填拒否問題についても、2022年中に解決しそうだ。関係省庁は、消費者(キャンピングカーのオーナーだ)にライセンス制度を設けるという。講習会に参加して扱い方やトラブルの際の対処法を学ぶことで、LPガスを日本全国各地で充填できるよう調整していくという。
ほかにも、道の駅で車中泊ができるようRVパークとしての隣接する駐車場の設置などに注力していくなど、「キャンピングカーとくるま旅の普及を実現する議員連盟」が設立されたことによって、今よりさらにキャンピングカーが身近に、楽しめる日々がやってくることに期待したい。
キャンピングカーとくるま旅の普及を実現する議員連盟
顧問 安倍晋三 衆議院議員
会長:古屋圭司 衆議院議員
幹事長:山口莊 衆議院議員
幹事長代理:赤澤亮正 衆議院議員
事務局長:城内実 衆議院議員
事務局次長:金子俊平 山本左近 衆議院議員