バンテックのキャンピングカーのなかでも個性的な見た目のモデルのアストラーレCC1。じつは日本の環境にぴったりのクルマなのだ。もちろんバンテックのクルマらしいこだわりも。その魅力を紹介していきたい。
日本の環境で「使いやすい」を実現
アストラーレCC1。まずそのクルマを見たときに特徴的なのが、スマートな外観。その印象に違わず、全長は5mを切る。そのほか乗り降りの際に場所をとらないスライドドア、後ろにスペースがなくても開閉できるスイングアップ式の外部収納庫のドアなど、日本の駐車場事情にあったサイズと使い勝手で、クルマ旅を存分に楽しめる。
車内はその見た目のコンパクトさとは裏腹に、2段の常設ベッドを備えた充実の車内空間になっている。乗車定員が7人、就寝定員が大人3人+子供1人という数字からもそれが感じられる。
クルマ旅で「心地いい」工夫がたくさん
スライドドアを入ってすぐダイネットが広がり、そのサイドにはシンクや冷蔵庫、電子レンジがそろう。このダイネットの一部からは座ったままでも冷蔵庫などにアクセスできるようになっていて便利。シンク部分にはコンロはないが、大容量のゴミ箱が備え付けでついているのもポイントだ。2種類の分別ができるようになっており、旅先でのテイクアウト容器など、旅の間に出るゴミをスッキリ片付けられるのはもちろん、ワンプッシュでゴミを捨てることができるので、車内が散らかることがない。
ダイネット上部の上部収納庫はダイネットに座ったまま開けられるように、取っ手の下にあるボタンを押すだけで開くようになっている。これも実際にクルマ旅に出て使ってみると、その使い勝手のよさを実感できる工夫だ。
また、照明のスイッチが出入り口の上部にまとまっていて、暗い中で探さずに済み、外出の際には一度にオフにできるようになっている。そのほか、停車中に使える12Vパーキングクーラーも装備。細かい部分だが、このように考えられていることにより、リアルなクルマ旅の場面でストレスなく心地よく過ごせる。
旅を楽しむクルマ、アストラーレCC1
アストラーレという名前は、イタリア語の「アストラ(星)」と「マーレ(海)」という2つ言葉からの造語だ。おしゃれでスマートな外観も、風光明媚な場所を走りたくさせるし、この名前のイメージ通り、季節や場所を問わず、美しい日本の自然や文化を存分に感じる旅にピッタリの1台だ。