広大な北海道のクルマ旅は、1~2週間の長期になるのが一般的。そこで一番悩むのが、「どこに泊まるか」ということだ。オートキャンプ場やRVパークに泊まるか、道の駅で仮眠をとりながら旅をするか……。どこで車中泊するかによって、旅のスタイルは大きく変わる。
自然を満喫したいならこれ一択!オートキャンプ場
北海道旅の宿泊地としてオススメなのが、オートキャンプ場(サイトにクルマを乗り入れできるキャンプ場)だ。本州と比べて料金が安く、無料や格安(数100円)で利用できるキャンプ場も多い。サイトが広く自然環境も素晴らしいので、本州の混雑した区画でしかキャンプをしたことがない人にとっては、まさに別世界! 目の前に広がる絶景を眺めながらゆっくり流れる時間を過ごすだけでも、「北海道まで来たかいがある」と思えるはずだ。

キャンプ場ならサイドオーニングやタープを展開してくつろぐことができ、屋外調理やバーベキューもOK! 場内にはトイレや炊事場が完備され、ごみ処理可能なキャンプ場を選べば長期旅の悩みも解消できる。管理人が常駐している高規格キャンプ場なら、小さな子供連れのファミリーでも安心して宿泊可能だ。


デメリットは、「チェックイン・チェックアウトの時間が決まっている」ことと、「設営・撤収に時間がかかる」こと。遅くても夕方までにはキャンプ場に入り、翌日は10~11時までにチェックアウトしなくてはならないので、設営・撤収の時間を考えると1泊ではかなりバタバタになる。キャンプ本来の楽しさを味わいたいなら、連泊してキャンプ場を拠点に周辺観光を楽しむスタイルがベストだ。 毎回キャンプ場泊となると大変だが、行程に1~2か所キャンプ場を入れるだけでも旅の印象は大きく変わるし、給水・排水やごみ処理の心配もなくなる。せっかく北海道まで行ったのに、アスファルトの駐車場でしか寝泊まりしないなんてもったいない! 積極的にキャンプ場を利用して、「北海道でしかできない旅」を満喫しよう。
こんな人にオススメ!
北海道の大自然を肌で感じたい人・時間に追われずゆったりと旅を楽しみたい人・1か所を拠点に周辺観光を楽しみたい人
安心・安全に車中泊できる!RVパーク
「安心・安全に車中泊したいけど、キャンプは面倒だし時間に縛られるのが嫌」。そんな人にピッタリなのが、「快適に安心して車中泊ができる場所」として日本RV 協会が推進・公認している「RVパーク」だ。2026年9月現在、北海道のRVパークの数は約50か所。最大の利点は、キャンプのように設営・撤収に時間をとられることがなく、チェックイン時間が緩やかなことだ。夜のチェックイン(20~21時)に対応している施設も多いので、日中は余裕をもって観光やグルメを満喫できる。
敷地内には、広い駐車スペース、24時間使えるトイレ、給水・排水が可能な炊事場、AC100V電源などが完備され、コインランドリーやコインシャワーを備えた施設も多い。長期でクルマ旅を楽しむ人にとって、ゴミ処理ができるのもありがたいポイントだ。


こんな人にオススメ!
安心、安全に車中泊をしたい人・日中は観光やグルメを満喫したい人・チェックイン時間に追われたくない人
時間を有意義に使いたい人にピッタリ!道の駅
広大な北海道をクルマで回ると、どこに行くのも時間がかかる。地図だと近くに見える函館~札幌でも300km以上(クルマで4時間)あり、函館~宗谷岬は東京~十和田湖(青森県)に匹敵する約650km(クルマで9時間)! 移動しながら観光を楽しむとなると、あっという間に1日が終わってしまう。「できるだけ短期間で多くの観光地を回りたい」という人には、道の駅で休憩・仮眠をとりながら旅をするスタイルが最適だ。
日中はキャンピングカーで移動しながら観光やグルメ、温泉などを目いっぱい楽しみ、夜は道の駅の駐車場にクルマを止めて車内で休憩・仮眠。翌朝には、次の目的地に向けて出発する。このスタイルなら、キャンプ場やRVパークと比べて観光や移動にかける時間を長く確保することができ、短期間でも多くの観光スポットを回れる。


ただし、道の駅は宿泊施設ではないのでマナーやルールの厳守が大前提! あくまでも休憩・仮眠の範ちゅうにとどめて、周囲の迷惑にならないように節度をもって利用しよう。
こんな人にオススメ!
機動性重視で旅をしたい人・観光やグルメが旅のメインの人・短期間で多くのスポットを回りたい人
キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成
バンコン、キャブコン、トラキャンを乗り継ぎ、家族と1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を実践。ユーザーとしての経験と、18年以上のキャンピングカー取材経験をもとに、AC誌をはじめとする様々な媒体でキャンピングカーの魅力を発信している。

