キャンピングカーで楽しむ

キャンピングカー専用のタイヤとは?

日本ミシュランタイヤから発売されている、キャンピングカー専用オールシーズンタイヤの「クロスクライメートキャンピング」。そもそもキャンピングカー専用のタイヤは、一般的なタイヤと何が違うのか、そしてクロスクライメートキャンピングの特徴とは?

キャンピングカーに向けたのタイヤの規格がある

まずそもそもタイヤには「規格」がある。日本、アメリカ、ヨーロッパそれぞれの規格があり、そのなかでヨーロッパの規格には、キャンピングカー規格(CP規格)という区分で、キャンピングカー向けのタイヤの規格が定められているのだ。日本ミシュランタイヤから発売されているキャンピングカー向けのタイヤ「クロスクライメートキャンピング」は、このヨーロッパのCP規格に則って作られたタイヤなのだ。

ジャパンキャンピングカーショーでは日本ミシュランタイヤもブース出展。CP規格についても解説があった
こちらがCP規格のタイヤ、クロスクライメートキャンピング

CP規格のタイヤでは、キャンピングカーの特性に応じた性能がタイヤに求められている。一般的にキャンピングカーはベッドや装備などの重い荷物を常に載せているため、タイヤにも常に高い負荷がかかった状態になる。その負荷に耐えられるように設計されているのが、CP規格のタイヤなのだ。すべてのキャンピングカーに合うタイヤサイズがあるわけではないが、自身のキャンピングカーに合うCP規格のタイヤがあるのであれば、選択しない手はない。

クロスクライメートキャンピング

日本ミシュランタイヤが日本で2019年から発売を開始したのが、クロスクライメートシリーズというオールシーズンタイヤ。このシリーズからデビューしたのが、キャンピングカー向けタイヤのクロスクライメートキャンピング。オールシーズンタイヤと聞くと、いつでもどこでも走れるタイヤと思ってしまうが、このクロスクライメートシリーズのコンセプトは「雪も走れる夏タイヤ」。氷上性能はないのでご注意を。もちろん冬は常に雪が降る、路面が凍結する、雪山によく出かけるという人は、こちらではなくスタッドレスタイヤを選択してほしい。

クロスクライメートシリーズの紹介パネル。こちらにも「雪も走れる夏タイヤ」のメッセージが
クロスクライメートキャンピングのタイヤの横、サイドウォールは、厚みを出して補強してある部分がある。縁石などに近づきすぎてしまっても、タイヤを守れるように工夫されている

このタイヤの特徴はなんといっても、夏タイヤとしての機能や乗り心地を犠牲にせず、むしろウエット性能は向上させながら、旅先での突然の降雪の際にも対応できること。日本中、道路が続く限り旅ができるのがキャンピングカーの強み。とはいえ晩秋や初春のクルマ旅では、突然の降雪に出会うこともある。そんなシチュエーションでも強い味方になってくれるタイヤなのだ。

安心なクルマ旅にはメンテナンスも重要

どんなにいいタイヤを使っていても、日々のメンテナンスがおろそかだと、アクシデントにつながることもある。常に高い負荷がかかるキャンピングカーのタイヤであれば、楽しいクルマ旅のためにも、旅の出発前など必ずタイヤの状態もチェックして、必要があればメンテナンスをしてほしい。
そしてタイヤの状態をチェックするときには、ハンドルを思いっきり切った状態でクルマを止めれば、タイヤハウスからタイヤが露出して、確認しやすい。

タイヤをなかなかじっくり見る機会がないという人もいるかも知れないが、タイヤのチェックとメンテナンスはしっかり行ないたい
タイヤの状況をチェックする際は、ハンドルを大きく切った状態だと、このようにタイヤを見やすい

空気圧のチェック

適正な空気圧はクルマごとに設定されている。ガソリンスタンドには空気充填機が備えられていることが多いので、ぜひ給油ついでにクルマにあった適正な空気圧になっているかどうか確認してほしい。

タイヤの溝の状態のチェック

タイヤの溝がしっかり残っている状態でないと、設計時に期待されるタイヤの性能をきちんと引き出すことができなくなる。タイヤには、スリップサインという摩耗状態を確認するためのサインがあるので、タイヤの溝がそれ以下になっているような場合には、新しいタイヤに変えてほしい。

溝の間にある突起が出ている盛り上がった部分がスリップサイン。クロスクライメートシリーズは、その横に摩耗率(どのくらい削れたか)をチェックできる仕掛けがある
スリップサインのところには、▲などで目印がついている。ミシュランのタイヤのスリップサインの目印には、同社のキャラクターミシュランマンがついている

タイヤのゴムの状態のチェック

タイヤに使われている素材のゴムは、紫外線などで劣化していく。なので、長い距離を乗っていなくても、ゴムが劣化しているタイヤを使い続ければ、パンクなどの原因になる。ゴムの表面に細かいしわやひびが確認できる場合は、たとえタイヤの溝が残っていても取り替えの時期なのだ。