デザイン性が高く、ハイクオリティなバンコンを数多く手掛けるトイファクトリー。そのハイエースベースのモデルの中でリヤ2段ベッドとマルチルームを持つのがこの「GT」。そのユニークな「GT」の魅力を、実際に乗っているオーナーに語ってもらった。
家族の女性陣が気持ちよく出かけられるモデルを求めて
まず1人目のオーナーは、田口祐樹さん。GTで奥さん、そして中学生と小学生の娘さん2人とのクルマ旅を楽しんでいる。
そもそもキャンピングカーに興味をもったきっかけは新型コロナウイルス感染症の拡大。安心して旅をする手段としてキャンピングカーを選んだそう。キャンピングカーイベントに足を運び、各社のモデルを見るなかで、トイファクトリーのクルマの家具のクオリティやデザイン、完成度の高さ、そして断熱性能を気に入りショップへ。わざわざショップに行ってクルマを見たのはトイファクトリーだけだそう。
そんな田口さんのキャンピングカーを選ぶ基準は、家族の女子ファースト。女性陣からのクルマ旅に対するネガティブな不安をぬぐうため、万全を期した結果選ばれたのが「GT」だ。その大きな理由はマルチルーム。家族に女性が3人ということで、万が一の際のトイレの備えは必須ということで、トイファクトリーのハイエースベースのモデルでマルチルームを持つこのクルマに決めたそう。とはいえ普段の旅の間はほぼ使わず、トイレが遠かったり、夜暗い中のトイレに不安を感じたときには使うことも。そのほか、快適な旅のための考えられるオプションは全て付けたという田口さん。その甲斐もあって、2022年4月に納車されてからは、娘さん含め家族いっしょにクルマ旅に出かけているそう。
使ってみて感じたのは「合理的」という点。マルチルームもあり、工夫された収納スペースもあるのに、4人が寝られるそのレイアウトからだ。ただその分キャンプなどたくさんの荷物を運ぶのには物足りない部分もあり、屋根の上にラックをつけて、荷物を載せられるようにしている。