T6900
こちらもベースはフィアットデュカト。そこにシェルを架装したキャブコンだ。そのままでも充分広いデュカトだが、キャブコンとなるとさらに広い室内空間となる。レイアウトは前方にダイネット、そして後ろに向かってL型キッチン、マルチルーム、ベッドと続く。後方のベッドはツインベッドとしても使えるが、付属のマットで間を埋めればキングサイズのベッドになる。ベッドのヘッドボードにもエトルスコのマークがデザインされており、その雰囲気はスタイリッシュなシティホテルの1室のよう。
ベッド下は収納となっており、小さいながら棚やバーも設置されている。また、前方のダイネット上には電動昇降式ベッドがあり、こちらでも寝ることができる。キッチンには3口コンロ、シンクが配置され、ヨーロッパモデルらしくビルトインオーブンも。シンク下の収納扉の内側にゴミ箱が備えられているのもポイントだ。また冷蔵庫も大型で冷凍室が仕切られている使いやすいタイプ。
そして注目したいのが、マルチルームの構造。シャワーカーテンがない代わりに、洗面台が可動式。シャワー室として使用する場合は洗面台の部分の壁を本を開くように動かすと、洗面台の裏側に取り付けられたシャワーが出現し、そのまま防水壁になるという仕様。これはぜひ実物で確かめてみてほしい。
価格はCV600DB、CV600BBが1200万円〜1300万円、T6900が1400万円〜1500万円になる予定とのこと。
創業前、現在の工場予定地だった場所から遺跡が出土したことが名前の由来というロマンチックなエトルスコ。いよいよ日本にやってきたそのクルマをジャパン・キャンピングカーショー2024会場でしっかり確かめたい