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いよいよ日本へ。ヨーロッパで注目のキャンピングカーブランド「エトルスコ」の3モデル詳細解説

T6900

こちらもベースはフィアットデュカト。そこにシェルを架装したキャブコンだ。そのままでも充分広いデュカトだが、キャブコンとなるとさらに広い室内空間となる。レイアウトは前方にダイネット、そして後ろに向かってL型キッチン、マルチルーム、ベッドと続く。後方のベッドはツインベッドとしても使えるが、付属のマットで間を埋めればキングサイズのベッドになる。ベッドのヘッドボードにもエトルスコのマークがデザインされており、その雰囲気はスタイリッシュなシティホテルの1室のよう。

シックで落ち着く色合いでまとまった大人の雰囲気のある車内
リヤのベッドスペースから見た風景。車内とは思えない充実さ
リヤのベッドはツインベッドしても使えるが、真ん中にある引き出し式の床面にマットを載せて広く使うこともできる
最大でキングサイズのスペースを確保できる。ベッドボードのデザインもラグジュアリーでまるでホテルの1室のよう
ベッド下には車内から使える収納が左右に設けられている。収納内にも棚やレールが備えられている
ダイネット上の電動昇降式ベッド。ボタン1つで使え便利


ベッド下は収納となっており、小さいながら棚やバーも設置されている。また、前方のダイネット上には電動昇降式ベッドがあり、こちらでも寝ることができる。キッチンには3口コンロ、シンクが配置され、ヨーロッパモデルらしくビルトインオーブンも。シンク下の収納扉の内側にゴミ箱が備えられているのもポイントだ。また冷蔵庫も大型で冷凍室が仕切られている使いやすいタイプ。

L字にシンクと3口コンロが配されたキッチン。横にはタワー型の冷蔵庫
キッチンの上は天窓になっており、自然光を取り入れて明るいスペースになっている
コンロ下にはヨーロッパモデルらしくオーブンが
シンク下の収納の扉には、付属のゴミ箱まで
車体側面後部には、ベッド下にあたる空間を活用した大きな外部収納庫が。反対側にも扉がある
外部収納庫は自転車も入る

そして注目したいのが、マルチルームの構造。シャワーカーテンがない代わりに、洗面台が可動式。シャワー室として使用する場合は洗面台の部分の壁を本を開くように動かすと、洗面台の裏側に取り付けられたシャワーが出現し、そのまま防水壁になるという仕様。これはぜひ実物で確かめてみてほしい。

大きな鏡と洗面台と収納で使いやすいマルチルーム
洗面台部分の壁が可動式になっており、動かすとシャワールームに

価格はCV600DB、CV600BBが1200万円〜1300万円、T6900が1400万円〜1500万円になる予定とのこと。

創業前、現在の工場予定地だった場所から遺跡が出土したことが名前の由来というロマンチックなエトルスコ。いよいよ日本にやってきたそのクルマをジャパン・キャンピングカーショー2024会場でしっかり確かめたい

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