キャンピングカーの基礎知識

キャンピングカーに備わるキッチン装備

キャンピングカーの車内では調理ができるモデルも多い。キャンピングカーでよく見かける8ナンバー(特種用途自動車)は、独自の装備である寝台、調理設備、上下水道設備といった登録のための諸要件をクリアしているのだ。

キャンピングカーで調理を楽しむ

キャンピングカーのキッチンは調理設備としてカセットコンロが備わるモデル、家具に組み込まれたコンロを搭載するモデルがある。一部、プロパンガスを使用するものもあるので、ガスの充てんについては事前に調べておく必要がある。また、水道設備では給水や排水のためのタンクを搭載。こちらはポリタンク仕様やステンレス製などがあり、設置位置などに合わせて用意されている。

コンロ

コンロやシンクを組み合わせたキッチンは、どちらもサイズや形状、数などそれぞれ異なる。コンロで使用するガスについては事前にガスのタイプを調べておくこと。最近は写真のように強化ガラスのカバーが付いているものも多くあり、調理時には天板としても利用ができるようになっている

シンク

ステンレスや樹脂製など素材はもちろんのこと、角形や丸型など形状や深さなども多様。野菜を洗えるものから、洗面だけのものまでいろいろあるので自分の旅のスタイルをしっかり考慮したい。また蛇口についても引き出して外部シャワーになるものもある

給排水タンク

調理に不可欠な水まわり。タンクの容量はモデルによりさまざま。家族でキャンピングカーを利用する場合はどの程度必要かをしっかりと考慮したい。また、給水タンクの容量が大きいと防災面でも安心感が高い