
今年の東京キャンピングカーショーはかなり話題が豊富(編集部調べ)。お見逃しがないように、ジャンルごとの目玉を総まとめ!使いたい人数や用途を思い描いたうえで読んでいただいて、ビビっときたキャンピングカーがあったらぜひ実物を見に行ってみよう
目次
ファミリー、ペット旅に!本格キャンピングカー・キャブコン編
限定30台!VANTECHからワンコ旅・ニャンコ旅のためのキャンピングカーが登場

VANTECH(バンテック)からはワンちゃんとの旅に特化したキャンピングカー「コルド ドッゴ」、同様にニャンちゃん旅に特化した「コルド シャトン」が発表される。2車種合わせて30台というレアものだ。ベースとなるのはVANTECHのロングセラー「コルドバンクス」で、 本格的なキャンピングカーながら全長5m未満というコンパクトサイズで都市部でも機動力を維持できる。
ペット用の特別仕様車というと、シートを防水やひっかき傷に強いタイプに変更する程度の変更を想像しがちだが、まったくそんなレベルにはとどまらず、ペット専用の居場所づくりから暑さに負けないための超大容量電装システムまで、相当本気で作り込んでいる。現代日本をペットと旅するキャンピングカーについて、かなりの示唆を与えてくれると思われる。必見だ。
ジャパンキャンピングカーショーで予告されていた衝撃のハイラックスベース、ついにお披露目



VANTECHからはもう1台、ハイラックスベースキャンピングカー「アストラーレGX4」も展示予定。約半年前の2024年2月「ジャパンキャンピングカーショー」で予告だけされていたモデルがついに登場する。
カムロードだって運転を楽しみたい!ダイレクトカーズはカムロード専用のパドルシフト、フェイスチェンジモデルを発表!

キャブコンの主要ベース車であるトヨタ・カムロード。もとはトラックだし、キャンピングカーは重たいし、心を無にして目的地まで運転するだけ、という認識が変わるかもしれない。ダイレクトカーズのパーツブランド 「BLUME(ブルーム)」 から、カムロード用のパドルシフトが発表される。6速ATにシーケンシャルシフトマチックを手元で操作することが可能で、運転が軽快になること間違いなし ?

トリップブラックエディションには、フロントフェイスとドアパネルのエアロパーツを装着し、今後ダイレクトカーズのモデルにオプション設定される。
ダイレクトカーズは近年急速にカムロードベースキャンピングカーのラインナップを増やしている。このジャンルのキャンピングカーに興味があるならぜひブースに足を運んでほしい。
アネックスのコンパクトキャブコン「50DB」に強力オプション追加、他の人に差をつけろ!

アネックスのコンパクトキャブコン「リバティ50DB」。ディーゼル車に続きガソリン車でもリリースされたこの50DBに強力な電装オプション「パワープラス4800」が設定された。パワープラス4800は4800Whのリチウムイオンバッテリーと2000Wの高出力インバーターをはじめとした電装システムをレノジーで統一した電装強化パッケージ。信頼性の高いレノジーのパーツで統一してシステムを組むことで、メンテナンス面でも安心が生まれるのだが、おどろきはこのオプションに付随する「ボディカラー選べます」という特典。

ご覧のように、シルバー/ホワイトにレッド/ブルー/ベージュ/ライトグレー/チャコールグレーを掛け合わせた全12種類のボディカラーからお好きな組み合わせを選べるというのだ。その第一弾として、東京キャンピングカーショーではホワイト/レッドの車体色の50DBがお披露目される。質感などをぜひ実物で確かめてほしい。
エアコン搭載モデルが多数登場。2人旅から多人数乗車可能なミニバンタイプまであるぞ・バンコン編
レクビィからルームエアコン搭載2人旅モデル「カランタ」発表

レクビィからは新型「カランタ」がリリースされる。 ハイエースのワゴンGL・ロング・ワイドボディ・ミドルルーフがベースで、電子レンジと家庭用エアコンを装備したゆったり2人旅仕様だ。同社の社長も愛用するというロングセラー2人旅モデル「プラスMR」の発展型のようなつくりで、熟成された使い勝手に便利な家電がついて、お値段もかなりリーズナブル。見逃せない。
人気のソランシリーズがついにハイエーススーパーロングに対応

2023年の発売以来大人気の「ペットと旅するキャンピングカー」ソランシリーズ。引っ掻き傷に強い生地のベッド、家庭用エアコン搭載、エントランスに集中させたキッチンなど、ペットとの旅に使いやすいギミックが支持されている。乗用車5ナンバーサイズで立駐も入れるハイエースの標準ボディ標準ルーフ、小回りが利くが室内空間は確保される標準ボディハイルーフ、ゆとりのワイドボディミドルルーフと、ハイエースの各サイズで作られてきたソランが、ついに東京キャンピングカーショーでスーパーロングバージョンを見せる。堂々の室内空間を堪能しよう。
キャンピングカー専用リチウムイオンバッテリー登場、アーチザンに新オプション設定など話題豊富なケイワークス

ケイワークスはハイエースとキャラバンベース、2台の「オーロラエクスクルーシブ アーチザン」やキャンピングトレーラーを展示する。目玉はハイエースのオーロラエクスクルーシブ アーチザンで、新オプションとして家庭用エアコンが選べるようになったほか、ポップアップルーフも新型に。よりスタイリッシュになった。

そしてなんと、キャンピングカー用の新型リチウムイオンバッテリーも開発してリリース。多彩な活動の同社から目が離せない。
ハイエースナローハイルーフにタテの常設2段ベッド?グリーンハンズ

グリーンハンズはハイエースベースとNV200ベースの2台の新型車を出展予定。注目はハイエースのナローハイルーフベースに常設2段ベッドを入れるという新型。いったいどんな内容になるのか?春の神奈川キャンピングカーフェアで注目を浴びたハイエース標準ボディ標準ルーフのlotも展示。バンコン職人集団として勢いのある同社の提案を見に行ってみよう。

キャンピングカー長野のウインドウクーラーづかいに熱い視線

キャンピングカー長野はスペースキャンパーB-COOLを出展。キャンピングカー長野の「COOL」シリーズはクーラーが標準装備されており、このB-COOLはハイエースワイドミドルベースで8人乗車とシリーズ最多の定員人数が特徴。さらにカーナビ、ETC、FFヒーターがついて663万3000円からとかなりお得な設定だ。
キャンピングカー長野のクーラーは独自の加工で室内空間を犠牲にせずウインドウクーラー装着を実現しているのがポイント。この猛暑に涼し気な1台、気になります。
ロッキー2の大人気フリード+車中泊仕様に4WD仕様が登場

昨年末のリリース以来快進撃を続けているロッキー2のミニバンベース車中泊仕様「MV」シリーズ。フリード+とデリカD:5で展開されており、他の車中泊モデルと違い、改造を得意とするメーカーなので、その気になればFFヒーターもクーラーも付けられますという自由度の高さが魅力だ。東京キャンピングカーショーではフリード+MVの4WDモデルが登場する。
ホワイトハウスからはフィアットデュカトをDIYできるキットが初展示

フィアットデュカトを多く手掛けるホワイトハウスからは、ついにデュカトを自分でDIYして楽しめるキット「カーゴクリップス」の装着車が国内初披露となる。会場ではドイツのマンというメーカーの車両に組み付けたものが展示されるとのこと。
世界初?世界で先行販売されているジムニーシエラ5ドア向けのポップアップルーフが完成


さらに世界初(ホワイトハウス調べ)となる、ジムニーシエラ5ドアモデル専用のポップアップルーフも展示される。ジムニーシエラの5ドアは世界各地で発売されており、国内導入も待望視されている。ホワイトハウスとしても、まずは海外での販売からスタートとなるようだ。