
キャンピングカーや車中泊仕様車でどこに泊まれるのかというと、道の駅や有料道路のパーキングを連想しがち……。でもこれらの場所は、休憩のための仮眠はオッケーでも宿泊できる場所ではありません。そこで利用したいのが、RVパーク。キャンピングカーの製造メーカーやディーラーで構成される日本RV協会が設置を進める「快適で安心して車中泊できるスペース」のことで、入浴施設やトイレ、電源設備などが備わります。実際にオートキャンパー WEB編集部が全国各地のRVパークに実際に泊まってその魅力をお伝えします。なお、2025年2月20日現在、日本全国にRVパークは498カ所ほど存在しています。
車中泊旅が好きなオーナーが作った、モリモリパーク伊賀

三重県北西部に位置する伊賀市。ここは三重県津市から京都府木津川市を経由して大阪府大阪市北区へと続く国道163号(伊賀街道)が通っており、交通の要衝としてだけではなく、江戸時代には宿場町として栄えた。
現在も残る古い町並みは小京都とも呼ばれており、上野城をはじめ、伊賀忍者の里や松尾芭蕉生家など、観光地も数多い。
今回紹介する「MORIMORI PARK伊賀」は滋賀県甲賀市と三重県伊賀市を結ぶ県道49号線(甲南阿山伊賀線)沿いにあり、新名神・甲南ICや名阪国道・壬生野ICとのほぼまん中に位置し、好アクセス。ここは第1回「RVパークアワード」一般ユーザー部門のブロンズ賞を受賞している人気のRVパーク。


小さな森に囲まれた可愛らしいパークといった印象で、駐車場のアスファルト舗装を剥がして砂利を敷き、区画との仕切りにはケヤキを植樹。店舗部分もDIYでリノベーションし、パーク利用者のための休憩スペースやトイレ、シャワーといった施設へと変身させた。区画は全部で6区画を用意。区画ごとにサイズが異なっており、軽キャンパーからバスコン(全長7mまで)に対応。ペットとの利用が可能なサイトも1つあり。キャンピングトレーラーは利用不可となっている。





また口コミノートやSNSでの情報発信、利用者へのドリンクサービスやスタンプポイントなど、ユーザーにしっかりと向き合ったサービスもあって、リピーターが多いのも特徴だ。 他にも、車中泊初心者に向けて利用者はイスやテーブル、電源コードにペグなどを無料でレンタルしている。そして、チェックアウトが11時と遅めなのも有り難い。


近所には、カフェや新鮮野菜、農園体験もできるスポットが!


MORIMORI PARK 伊賀
〒518-1319 三重県伊賀市千貝90
0595-51-8228
<1泊 利用基本料金>
一般(クルマ1台):4000円〜
<チェックイン/チェックアウト>
チェックイン:15:00〜20:00
チェックアウト:〜11:00
当日予約:○ WEB予約:○
トイレ:○(暖房便座) 炊事場:○ 入浴施設:○(有料・シャワー・300円)
AC電源:○(無料) 発電機:×
ゴミ処理対応:○(有料・300円) ダンプステーション:× Wi-Fi:○
コインランドリー:× キャンピングトレーラー:× ペット:○(1サイトのみ)