現在好評発売中のオートキャンパー7月号で展開している輸入キャンピングカー特集。
そこで紹介している注目のモーターホーム各車について、誌面では伝えきれなかった? 誤解を招きかねない?ので、それぞれのブランドのヒストリーと特徴を紹介したい。今回取り上げるのは、ドイツの名門、そして現在は「ハイマーグループ」としてもその名を聞く「HYMER(ハイマー)」を取り上げる。
気品あふれるデザイン性 上質な空間を作り続ける名門

アーウィン・ハイマーとエリーヒ・バッヘム(通称:エリバ)の2人によって築かれた、「ハイマー」という60年以上も続いているブランドは、すでに解説したデスレフやエトルスコ、ライカをはじめ、LMCにバーストナー、カラドなど、20ものブランドをグループに持つヨーロッパ最大メーカーの1つ。
60年以上続くその歴史、そのはじまり
1956年、アーウィン・ハイマーは「クルマの中で過ごす休日」という新しい休暇のあり方を模索し、航空機の設計技師であるエリバとともにキャンピングカートレーラーを構想していた。翌年にはキャンピングトレーラー「エリバ」の基となる「Ur・トロル」で具現化することに成功し、エリバ社を起業。さらに’61年にはボルクヴァルトのバンをベースに初の自走式モデル「キャラバーノ」を生み出す。このモデルはバンコンの元祖であり、初の量産モデル。ポップアップルーフをはじめ、キッチンやトイレもしっかり装備されていた。


ハイマーモービル誕生。安全性も追求
’71年に開催されたキャラバンサロンではメルセデス・ベンツのトランスポーターをベースにした初の高級モーターホーム「ハイマーモービル」を発表。’78年には「PUAL」と呼ばれるポリウレタンとアルミを接着する独自技術により、軽量高断熱の外壁を使ったシェルを開発。その後も工場の拡大や他メーカーの吸収合併、技術革命を起こして企業規模を大きくしていった。
’93年にはキャンピングカー業界初となる衝突試験を実施。自走式の人気を受け、装備や機能だけではなく安全性も強化していくことで、ブランドの価値をさらに高めた。そして2011年には歴代モデルを展示する「アーウィン・ハイマー ミュージアム」をオープン。


今年で創業67年となる。ハイマーは、キャンピングカーのパイオニアとしてつねに新しい技術を模索・開発し続ける姿勢、快適性に加え、安全性への取り組みも重視。さらにエリバがポルシェ911やミニ、フィアット500のような、普遍的なスタイルで愛され続けていることなど、これからもハイマーらしく一歩ずつ歴史を刻んでいくのだ。
そんな車両を日本で取り扱っているのがハイマージャパン。現在、RVランドをはじめ、キャンピングレンタサービス工業、ライズ産業、フィールドライフ販売、ホワイトハウスキャンパー、L.T.キャンパーズ、トイファクトリー、岡モータースなど、北海道から九州まで、8つの拠点を持つ。
ここでは販売だけではなく、メンテナンス体制もしっかり整っており、ユーザーをサポート。各拠点とも交流による情報共有をしており、技術面をはじめとしたサービスの向上を図っている。
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