日産によるメーカーメイドの軽キャンパー、「クリッパーバンマルチラック」。いわゆる軽バンの広い荷室空間を活かして、寝て、くつろいで、遊べるマルチな1台。スポーツ自転車の専門メディア「サイクルスポーツ」の編集長が、その実力を乗って、寝て、遊んでリアルにジャッジ!
自転車との遊びにはクルマも欠かせない
今回クリッパーバンマルチラックでリアルに遊びに出かけたのは、日本で最も歴史あるスポーツ自転車の専門メディア「サイクルスポーツ」誌の編集長、エリグチ氏。ロードバイクでのツーリングのほか、マウンテンバイクやグラベルバイクでのオフロードサイクリングも楽しみ、さらにカヤック、登山、トレイルランニングなど、自転車以外の幅広いアウトドアアクティビティも豊富に経験。

そんなエリグチ氏にとってクルマは、「アウトドアや自転車遊びを最優先に楽しむための道具」。まずは目的地まで移動できて、できれば寝られると助かるというスタンス。とはいえ遊びの時間を最大限にするために、車中泊は強い味方。これまでも3台の愛車で試行錯誤しながら車中泊をしてきた。
サイクリストならではの車中泊の悩みも
ジープ・チェロキー、トヨタ・アクア、レクサス・CT2000と3台のクルマを乗り継いできたエリグチ氏。どのクルマも荷室のスペースが限られてきたため、自転車はルーフキャリアに載せて車外に置き、フラットにした車内は就寝スペースとしてきた。そんな中思うのは、「大切な自転車を外に出したまま寝たくない(できるなら同じ空間で過ごしたい)」ということ。そのあたりも今回のクリッパーバンマルチラックは解決してくれるのではと期待していた。

サイクリストが試す、2つのスタイル
いよいよやってきたクリッパーバンマルチラックを目の前に、エリグチ氏が試したのが2つの車中泊スタイル。もともとクリッパーバンマルチラックには、ベッドつき、ベッドなしの2つの仕様があるということで、その2つの仕様を活かしたサイクリストならではのスタイルに挑戦。
パターン1:荷室にコット、愛車と添い寝スタイル(ベッドなし仕様)

まず試してみたのが、ベッドマットを使わずに、荷室をそのまま使うスタイル。このスタイルだと、ロードバイクをそのまま車内に保管できる上に、その横に自前のコットを置いて、自分もしっかり就寝可能。リヤの壁面にあるパネル状のラックも全面使用できるので、小物の収納などに活用できて便利。車中泊モードになるのに時間がかからないので、ちょっと仮眠したいというときにも助かる。


パターン2:純正ベッドマットで上下分割スタイル(ベッド付き仕様)

次に試したのが、純正のベッドマットを使用するスタイル。このパターンだと上段を就寝兼リラックススペースに、下段をロードバイクのスペースにと空間をまるで2階建てのようなイメージで活用できる。今回のエリグチ氏のロードバイクはなんと前輪を外しただけで、マット下空間にシンデレラフィット!ペダルやハンドルなどの逃げ場がクルマのもともとの凹凸とうまくあったことで、手間なく収納できた。


使ってみてわかった便利な車内

最終的には、純正ベッドマットを使用するパターン2を選び、試乗時の就寝スタイルとしたエリグチ氏。クリッパーのリヤスペースを目一杯使うことができるので、ただ寝るだけでなく、ごろ寝スタイルやあぐらでくつろぐこともできて、その実力は期待以上。
「従来の自分のスタイルでは、人一人が寝るスペースを確保すると荷物スペースが隅に追いやられがちでした。しかし、この上下分割スタイルなら、下が自転車とギアの専用スペース、上が人間の完全な寝室スペースとして完全に分離できます。車幅目いっぱいの広大なフルフラット空間を一人占めでき、足を伸ばしてくつろげる居心地の良さは感動的です」と、初めての本格的な車中泊仕様車体験を楽しんでいた。
マルチなラックは「さすが」のひとこと
そしてクリッパーバンマルチラックの一番の「ウリ」といえば、リアのラック。有孔ボードには、専用ブラケットが付属しており、自分の使い方にあった収納を作ることができる。ベッドに腰掛けながら、コップやポータブルスピーカー、サイクリング用のヘルメットやサングラスなど、快適に過ごすための小物を手の届く範囲にレイアウトすることが可能。

さらに、有孔ボードの周囲はスチール製なので、マグネット収納などをそのまま取り付けることも。DIYの知識がなくても、フックや磁石を使って自分好みの室内空間を簡単に組み上げられる点は、さすが。

また、クリッパーバンマルチラックは、助手席の背もたれを前側に向けてフラットになるまで倒すことができ、ちょっとしたテーブルのように利用できる。そして、フロントシートの上部には収納も。これらの機能や装備が、車内で過ごす際かなり便利。助手席を倒して、そこにクーラーボックスを置けば、ベッドマットからすぐアクセスできる食料庫に、そしてフロントシート上の収納もベッドから手が届きやすく、使いやすい。
「僕のように”アクティビティが主役、車内は体を休める快適な秘密基地であればいい”と考えるアクティブ派にとって、クリッパーバンマルチラックの組み合わせはコスト・機能面ともに「使える」選択肢でした」とその出来に満足したエリグチ氏。サイクリストも太鼓判を推すクリッパーバンマルチラック、次に趣味の相棒に迎えるのはあなたかもしれない。気になった人はぜひ全国の日産ディーラーを訪ねてみてほしい!
エリグチ氏と自転車とクリッパーバンマルチラックの旅、次回は福島で温泉✕サイクリング編の予定。来週土曜日公開予定。お楽しみに!

