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国産本格キャンピングカーは小型化がトレンド?最旬カムロードキャンピングカー11選

ZiL/VANTECH【全長5160×全幅2060×全高2950mm】

ジル バンテック

国産キャンピングカーの代表格「ZiL」。何十年と続く老舗の1台は、毎年細かな改良が加えられている。2024年モデルでは使いやすい室内装備はそのままに、徹底的にこだわりぬいた照明設備を採用。

ジル バンテック
ダウンライトや間接照明使いが洗練された室内。実物はこれの100倍美しい

大型のスモークタイプのアクリル2重窓や運転時に便利なデジタルインナーミラーなど、パーツも細かく刷新されている。当然レイアウトの完成度は折り紙つきなので、安心して購入できる。

ZiLのポイント

  • 利用可能人数:6~7人乗り、5人就寝
  • 車両サイズ:5160×2060×2950mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、FFヒーター、冷蔵庫、温水装置
  • 標準電装装備:100Ahサブバッテリー×3
  • 価格:1180万円~

ZiL 2024年モデルについて詳しくはこちら

ニンジャ/ダイレクトカーズ【全長5160×全幅2060×全高2950mm】

ニンジャ ダイレクトカーズ

「なんだこれ!?」と驚かずにはいられないこのギミックたち。あんなところやこんなところから収納庫が繰り出される。入口から入ったと思ったら、車両後部のバゲッジドアから姿を現す。ニンジャはダイレクトカーズの意欲作だ。

ニンジャ ダイレクトカーズ

キャッチーな見た目に反して、室内はシックなラウンジ調というのも面白い。アールのついた家具で広さが強調されていて、レイアウトはリアエントランスで間違いなく使いやすい。遊び心と実用性がほどよくミックスされている。

ニンジャのポイント

  • 利用可能人数:7人乗り、5人就寝
  • 車両サイズ:5160×2060×2950mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、冷蔵庫、温水装置
  • 標準電装装備:400Ahリチウムイオンバッテリー、1500Wインバーター、400Wソーラーパネル
  • 価格:1298万円~

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トリップ ブラックエディション/ダイレクトカーズ【全長5160×全幅2060×全高2950mm】

トリップ ブラックエディション

トリップはダイレクトカーズがヨーロッパテイストを斬新に取り入れて展開する上級路線で、冷蔵庫容量100ℓ冷凍庫も48ℓ、ソーラー充電や温水装置も標準装備という本気のグランドツアラーである。ナチュラルテイストのモダンなインテリアのノーマルタイプに対し、ブラックエディションはよりシックな室内装飾。

トリップ ブラックエディション

窓がパカっと開くリビング。今すぐ景色の良いところへクルマを走らせたくなる。この後ろにタテに常設ベッドを置いているのがレイアウトとしては珍しい。さらにバンクベッドを跳ね上げると大型テレビモニターがくっついているという使い勝手もインパクトも抜群のギミックも装備。ダイレクトカーズは国産キャブコンメーカーとしては後発だが、柔軟な発想で次々新機軸を打ち出してくるので目が離せない。

トリップ ブラックエディションのポイント

  • 利用可能人数:7人乗り、6人就寝
  • 車両サイズ:5160×2060×2950mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、FFヒーター
  • 標準電装装備:300Ahリチウムイオンバッテリー、2000Wインバーター、ソーラーパネル
  • 価格:1590万円~

トリップ ログベース プレミアムエディション【全長5160×全幅2060×全高2950mm】

トリップ ログベース

トリップログベースは国産キャンピングカーとしては待望のスライドアウト機構を搭載して登場し話題となった。上で紹介したトリップ同様グランドツアラーとしての機能を持たせつつ、プレミアムエディションは高級クルーザーのような室内が圧倒的。

トリップ ログベース

めちゃくちゃかっこいい。ダイレクトカーズはカスタムパーツブランドBLUMEも擁しているだけあり、オシャレを作らせてもレベルが高い。オプションもういらんだろというくらい標準装備であれこれ積んでいるのでお値段は1890万円~となかなかだが、唯一無二の存在だ。

トリップ ログベース プレミアムエディションのポイント

  • 利用可能人数:7人乗り、5~7人就寝
  • 車両サイズ:5160×2060×2950mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、FFヒーター
  • 標準電装装備:600Ahリチウムイオンバッテリー、2000Wインバーター、355Wソーラーパネル
  • 価格:1890万円~

エースG/エートゥゼット【全長5170×全幅2180×全高2890mm】

エースG

エートゥゼットが2024年にスタートした新シリーズ「エースシリーズ」。エースGはスライドアウト機構をつけることで車内の広がりを確保した。現行の国産キャンピングカーでスライドアウト機構を設けているのはトリップとこのエースGの2車種のみではないだろうか。

エースG

その効果は絶大で、無垢材の家具に囲まれた広々空間はまるでアメリカンキャンピングカー。窓が大きく、運転席頭上のバンクの部分にも大型採光窓があるので室内の贅沢感はこの上ない。エアコンや電子レンジ、ヒーター&ボイラーシステムなど快適装備も一通り標準装備。

エースGのポイント

  • 利用可能人数:7人乗り、6人就寝
  • 車両サイズ:5170×2180×2950mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、冷蔵庫、電子レンジ、ボイラー&ヒーター
  • 標準電装装備:200Ahサブバッテリー×2、3000Wインバーター
  • 価格:1078万円~

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リバティ52DBi/アネックス【全長5230×全幅2070×全高2880mm】

リバティ52DBi

アネックスのフラッグシップリバティ52DBの新型である「リバティ52DBi」。シェルの部分を海外生産するメーカーは多いが、アネックスは古くから培った技術を生かして美しい国産仕上げだ。塗料には遮熱性能のあるものを選び、断熱性能を底上げしている。

リバティ52DBi

キー連動のイージークローザー機能付きのエントランスドアを開け、電動ステップで快適に室内に入ると、調度品類は高機能で高品質。採光も計算されていて明るく美しい。高断熱のボディにさらに床暖房まで装備しているので、通年快適だ。

リバティ52DBiのポイント

  • 利用可能人数:7人乗り、5~7人就寝
  • 車両サイズ:5230×2070×2880mm
  • マルチルーム:あり
  • 標準快適装備:ルームエアコン、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、床暖房
  • 標準電装装備:200Ahリチウムイオンバッテリー、2000Wインバーター、250Wソーラーパネル
  • 価格:1364万円~

ここまで11台のカムロードベースキャンピングカーを紹介してきた。2024年夏にはいすゞより「国内唯一のAT限定免許でも乗れるディーゼルトラック」としてエルフミオが登場し、それをもとにしたキャンピングカーベース車「Travio(トラヴィオ)」も発表された。2025年以降はトラヴィオが台風の目となるか、それともやっぱりカムロードだよねに落ち着くのか、目が離せない。

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