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東京オートサロン&アウトドアショー2023 注目車両をピックアップ!part1

キャンピングカー大人気! メーカーからも、アウトドア向けのクルマが続々登場! 

千葉県・幕張メッセで1月13日~15日まで開催された「東京オートサロン2023」は789台もの出展車両に、3日間の来場者が17万9434人と昨年を超す大盛況のうちに閉幕。昨年同様に「東京アウトドアショー2023」も併催されたこともあり、クルマとアウトドアというライフスタイルを提案・体感できるイベントとして進化。カーライフもQOLを追求する時代へと変化している!今回はそんな同開催された2つのショーから注目の車両をご紹介!

ダイハツ「アトレー・ワイルドレンジャー」は釣り好きにも最適!

まずは、ダイハツ アトレーをベースにしたコンセプトカー「アトレー・ワイルドレンジャー」。開発テーマは「動く探検基地」。エクステリアは下まわりにチッピング塗装を施しつつリフトアップを敢行。室内ではベース車の持つ広大な空間を利用して車中泊もでき、有孔ボードを装備した窓は小物の整理がしやすい仕様。 注目はルーフ部分で専用のボードがレインモールに4つのボルトで固定されており、取り外してひっくり返せばそのままボートが利用できること。ボートの左右にはオールも装備。ボート装着時は全高2mを超え軽自動車枠を超えてしまうが、このボート部分はルーフキャリヤなどと同じ積載物なので車検も問題なし。コンセプトは基地だが、釣り好きにも注目されるアイデア満載の内容。

三菱はまもなく発売のデリカミニを先行披露

三菱のブースでは5月に発売が予定されているデリカミニが初のお披露目。デリカミニは兄貴分となるデリカD:5譲りの力強さと安心感を表現するダイナミックシールドフロントマスクに加え、半円形のヘッドランプで「ゴツ可愛い」エクステリアのスタイリングが特徴。インテリアもアウトドアユースで活躍する3Dパターンのはっ水シートを標準装備するなど、アクティブなユーザーを想定した作りになっている。

さらに、「デリカミニ×Coleman」「SNOW SURVIVOR」と2つの異なるカスタマイズカーを展示。 デリカミニ×Colemanはその名の通りコールマンとのコラボモデル。ボディカラーは2023年のコールマンの新商品に使われているグレージュカラーを採用し、コールマンのトレードマークであるランタンを大きくサイドに入れて存在感たっぷり。室内には発売を予定しているベッドキットやルームキャリアを装備し、すぐにでも車中泊&キャンプが楽しめる仕上がり。 

SNOW SURVIVORのほうは純白なボディカラーに等高線のような模様を入れたデザイン。フロントブッシュバーやリヤラダー、ルーフキャリアにリフトアップといったカスタムを施し、スノースポーツやスノーキャンプに向けた仕様。

スズキのハイトワゴン「スペーシア ベース」で車中泊

スズキのブースでは「スペーシア ベース」に同社のCMでおなじみの「ももいろクローバーZ」とのこコラボモデル2台を出展。なかでも、ももクロの百田佳菜子さんと玉井詩織さん、YouTuberであるチキチキバンバンさんがタッグを組んでカスタムした車中泊モデルは2人がセレクトしたアイテムを満載しキュートな仕上がり。車両に搭載されるクッションやラグ、キャンプグッズなどの小物はももクロの2人がセレクト。また、車両の製作風景はスズキのYouTubeチャンネルで紹介されている。

カスタムメーカーやショップからも、”熱いモデル”が!

自動車メーカーはもちろん、やっぱりカスタムメーカーやショップからも熱いモデルが多く展示されていた。ここ数年勢いがあるのはSUVやミニバン、ワンボックスのカスタム。特にボディキットによるエクステリアイメージの変更が人気で、クラシカルかつ個性的なフロントフェイスにできるとあって多くのモデルが登場している。

アルパインスタイルから「カリカ」がデビュー!

アルパインスタイルからは時代を超えた「タイムレス」なデザインをコンセプトに制作したオリジナルコンプリートカー「Carica(カリカ)」が新発表された。「カルフォルニア ドリーミング カー」が由来のカリカはハイエースをベースにクロームメッキ仕様のフロント&リヤデザインに2トーンのボディカラーが特徴。また、角目4灯のヘッドライトのデザインもオリジナリティ溢れるもので、ネオクラシック感も演出。カリカはテイストの異なる「US Style」「EURO Style」と2タイプをラインアップしベッドキットやアルパインのナビなど、インテリアのカスタムメニューも多く用意している。

また、アルパインスタイルのブースでは車種専用のマルチベッドキットを多数展示。現在はデリカD:5、アルファード&ベルファイア、ハイエース、ノア&ヴォクシー用をラインナップ。さらに、オリジナルのバックドア拡張型テントも新たにリリース。こちらは、ポップアップ構造により開いて被せて固定するのみと設置が簡単。価格は6万6000円となっている。

世界初!ハイエース専用「ARBルーフラック」をフレックスドリームが発表

ハイエースやランクルなどのカスタムを得意とする「フレックスドリーム」では、2023年型のデモカーを展示。こちらは丸目のフェイスキットによりクラシカルなスタイルを出しつつ、LINE-X塗装やARBルーフラック、IPFライトにJAOSスキッドバーなどでアウトドアスタイルに仕立てた1台。ハイエース標準ルーフ用のARBルーフラックはなんと世界初披露でまもなく発売される(29万7000円)。

インテリアは「FD-BOX5 camping」仕様で、ウッドテイストとブラウンビンテージ調のシートカバーなどでコーディネートされ、落ち着きある雰囲気。温かみのある室内でゆったりと車中泊ができる仕様になっている。

Part1はここまで。Part2でも引き続き注目の車両を紹介しますー!

TEXT&PHOTO: 伴 隆之

Japan Camping Car Show 2025

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